こんにちは。ナナコです。

このブログを始めてから、旅行とグルメをテーマにした記事を10個書きました!やったー。
そこで、ちょっとブレイクタイム。このブログのテーマとは全く異なりますが、今回は最近読んだ本についてご紹介したいと思います。

ご紹介したい本はこれ!

夏への扉

夏への扉

ロバート・A・ハインライン作の「夏への扉」 です。1956年に発表された古い本ですが、SF小説の最高傑作です。最近読んだ本の中では、とーっても面白かった。久しぶりに夢中になりました。

どんな話かを一言でいうと、タイムトリップで夢を叶える話です。ありがちなSF小説だなーと思われるかもしれませんが、これが面白いんです。

ちなみに、私は旧訳の福島正実訳で読みましたが、2009年に出版された小尾芙佐訳の新訳バージョンはとっても読みやすいとのことです。ご参考までに。

 

この本の魅力

なんと言っても、読んでいるときのワクワク感が凄いこと。物語中盤からのリズムの良さが半端ないです。序盤は悲しかったり、悔しかったりするのですが、主人公の行動力で全てが駆け抜けるように一気に展開していきます。もう、爽快です。そして私の大好きなハッピーエンド。読み終わった後、心が温かくなるし、繰り返し読んでも「よくできた話だな」と感心します。

あと、主人公の人柄も魅力の一つです。気取った知的で静かな青年みたいな感じもなく、まっすぐで情熱的な親しみの持てる主人公です。時に感情的になったり、やけを起こしたりするところも人間味がある。心から応援したくなります。

そして、物語の舞台は1970年。作品が発表された1956年当時からすると近未来の設定で、そこからさらに2000年の未来へタイムトリップします。…そうなんです。未来へのタイムトリップの話なのに、今読むと舞台は全て過去の時代なんですね。今読むからこその楽しみ方があるんです。

 

「夏への扉」を読んで考えたこと

これを書きたくて今回記事を書きました。読み終わってからずっと考えていたことについて。それはやはり、当時思い描いていた未来と、現実の未来(現在)のギャップです。高度成長期に人々は「これから待ち受ける未来について」胸を踊らせたでしょうね。

鉄腕アトムだって、どらえもんだって、未来世界をテーマにした物語では同じことが言えますが、このSF小説も、「当時の未来に今生きてるんだな」と感慨深いものがあります。

 

流行るもの、流行らないもの

物語では映画の立体バージョン「映動」というものが描かれています。これは現在の3D映画と似たものですが、実現していますね。50年以上も昔から予測していたというか、待ち望んでたものということになります。実際にアバターなどで3D映画はとっても話題になりました。ただ、映画の主流は今も2Dですよね。3Dテレビも2010年頃から一気に売り出されましたが、結局流行らなかった。今年2017年には各テレビメーカー3Dテレビの生産終了を発表しました。

私自身が3D映像が好きではないので(酔ってしまう)、個人的にはそこまでワクワクしませんでしたが、確かに3Dテレビが出てきたとき、これが主流になるんだなという空気がありました。それでも廃れてしまった。人々が何を求めていて、実際に何が流行るのか、そしてそれが時代の主流となるのか、予測できないものだなと、この本を読みながら考えました。

スマートフォンがこんなに普及したのも面白いですよね。携帯電話がどんどん小型化、軽量化されていた流れの中、突如現れたまあまあ大きめの不思議な形の携帯電話でした。正直、最初出たときは「携帯電話にそんな機能いらない」と思ってました。しかも高性能カメラ付き。こんなものが主流になるとは。ちなみに、物語には携帯電話やスマートフォンのようなものは全く登場しません。

 

スローライフや自然への憧れ

もう一つ考えたこと。今も昔もそしてこれからも、そんなに変わらないんじゃないかということ。人間の価値観って根本的なものはずっと同じです。

例えばファッション。「夏への扉」では着方の分からないハイテクな服が登場します。けれど実際はファッションの流行りはローテーションですよね。どんどん新しいものに変わっていく訳ではない。そういった美的センスは基本的には普遍です。

海や木々を見て癒される心や、夕陽や星空を見て感動する心がも同じ。決してなくなることはなく、むしろ、世の中が便利になればなるほど、尊いものになっていくんでしょうね。50年前よりも今の方が自然を大切にする意識が高いように思います。

何百年後、何千年後の世界を覗いてみたいですよね。どんな世の中になってるんだろう。ロバート・A・ハインラインもこんな気持ちだったのかな。

カテゴリー: その他

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